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はだしのゲン
作品名: はだしのゲン
作品名(読み): はだしのげん
単行本: 1-10巻 全巻 / 文庫版 1-7巻全巻
作者: 中沢啓治
出版社:
汐文社
作品紹介
はだしのゲンは広島県出身の漫画家、中沢啓治が描いた原爆を題材にした漫画です。この作品は作者、中沢啓治自身の被爆体験をもとして書かれたもので大きな話題を呼びました。はだしのゲンの連載は集英社の月刊少年ジャンプにて1972年にスタートしました。単行本は第1巻から10巻(全巻)、文庫版は7巻あります。
■あらすじ
原爆の恐ろしさを後世に残す作品。広島県広島市に住む中岡ゲンは1945年に投下された原爆によって父親と姉、そして弟の3人を亡くしてしまった。それでも力強く生きてゆく少年の姿を描く。
はだしのゲンはその独特なタッチでもひきつけられますが、それについて作者の中沢啓治はあるインタビューでこんな風に応えています:
「「少年ジャンプ」で連載を始めたときにはほんっとにリアルに迫ろうと思ってたんですよ。"やるぞ"ってね。だから編集者がねぇ、気持ち悪がるのよ。"わっー、ウジが湧いてる"ってね。フキダシのネーム貼るんでも横向いて貼ってんのよ(笑)。
それほど、これがリアルなのかなぁと。僕はかなりセーブして描いたつもりなんだけど。僕が見たものを、そのままバーッとやったらねぇ、こりゃあもうヘドが出て来ますよ。
それを描こうと思ったんですけどねぇ。それをやったら読んでくれないから。読者を無視して描いてもなんの意味もないじゃないかと。だから本当は不本意なんですよ、あれ。かなり押さえて描いてありますから。」(出典:「はだしのゲン」を図書館から取り戻せ!!-著者・中沢啓治インタビュー 1995 Gen Production Home of KAK-A)